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10月3日 行政訴訟 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判

2014年10月3日、長野の裁判所において、行政訴訟の口頭弁論が行われました。


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長野地裁で行政訴訟の口頭弁論が開かれました 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判


10月25日午後1時から、長野地裁で以下の三つの行政訴訟の口頭弁論が開かれました。

 平成21年 一般廃棄物処理業の許可取消請求(第22回)
 平成25年 一般廃棄物処理業の許可取消請求(第2回)
 平成25年 産業廃棄物処理業の許可取消請求(第2回)


今回の裁判では、私たちがプロジェクターを使って意見陳述を行い、業者が不正な手段によって更新許可を取得したことなどを訴えました。


現在、安曇野は農繁期となっており、農作業で多忙の中、23名の仲間が長野まで行って傍聴しました。






★安曇野市を訴えた行政訴訟の中間判決について★ 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判

9月16日に出された「中間判決」について 経緯と内容

私たちが安曇野市を訴えている行政裁判の中間判決が出されました。
その経緯と判決内容についてお知らせします。
※中間判決とは裁判で複数の争点を整理・絞り込むために行われる。

●経緯
私たちは、安曇野市がM社に一般廃棄物処理業の許可をしたことを受け、
この地域を公害から守るためには、訴訟を起こす必要があると考えました。
これについて、地元の弁護士に相談した時、
「原告適格がないと言われて裁判に入ることができないかもしれない」と言われました。
(「原告適格」とはそもそも訴える資格があるかどうかということ)
それでもあきらめずに東京の樋渡弁護士に相談に行き、訴訟に持ち込んだのでした。

私たちが安曇野市を相手に裁判に訴えたことに対し、まず初めに市の弁護士は、
私たちには行政訴訟する資格がないと主張しました。
しかし裁判所は、被告である市の主張を認めず、裁判審理に入って行ったのです。

私たち原告は、訴訟を起こした理由として、数多くの項目を挙げました。
それに対し、今度は裁判に補助参加したM社の弁護士(A社の弁護士でもある)が、
「行政裁判で住民が訴える理由は制限される。幾つかの理由は成り立たない」と主張しました。
それで、理由の絞り込みを行うために、今回の中間判決となったのでした。

今回の中間判決では、相手側の主張が一部は受け入れられましたが、
一部は認められず、私たちの訴えている争点の審理を引き続き進めることになりました。

今回の中間判決の新聞記事を読んだ人の中には
「裁判に負けた」と感じた人もいるようですが、そういうことではありません。

元々門前払い覚悟であり、行政及び業者から実際にそのような扱いを受けてきました。
しかし今回の判決、現在私たちが指摘している問題・争点はそのほとんど残っており、
門前払いできるはずと思っていた市・業者の方がガックリときているのではないでしょうか?


また駒ヶ根の公害裁判で最高裁まで争って勝訴した地元住民の竹村さんは
「我々が主張している理由は範囲が広いから、被害の事に焦点を絞って主張した方が良い」
とアドバイスしてくれていました。
今回の中間判決により、その様な方向で審理が進められることになったにすぎません。

●以下中間判決の詳細です。


9月16日 長野地方裁判所にて 13:15~
公判第11回目 M社の一般廃棄物処理業許可取消訴訟
      「中間判決」の言い渡し
原告側 参加者 原告31名 一般2名 弁護士2名+1名  計36名
被告側 市の関係者いなかった様子、M社側は3名?

30度を超える暑い日でしたが、30名を越える傍聴者を数え傍聴席もほぼ一杯でした。
裁判官が読み上げた判決文は早口で、誰も全部書き留めることは出来ませんでした。
後で弁護士が中間判決文をもらって来て私たちに解説してくれるまでは、
その内容を理解することは出来ませんでした。
非常に不親切な印象を受けました。短い文章なのに、
ちょっと印刷して配るとか出来ない仕組みになっているのでしょうか?不思議です。
(せめてもう少し大きな声でゆっくりしゃべって欲しい・・・)

以下の3点が私たちは主張できないとされた点です。

 ★そもそも、市が許可する必要のない内容であったこと。
 ★業者の経済的基礎に問題があること。
 ★不誠実な行為をするおそれがあること。

では、残った争点は何か?ですが、以下の点です。

 ●周辺環境に悪影響を及ぼすかどうか。
 ●施設・設備が充分であるかどうか。
 ●業者にその処理業を行う十分な能力があるかどうか。


裁判所としては、直接何らかの影響があるかどうか(環境や生命・財産など)
ということ以外は主張することは出来ませんよ、ということのようです。

しかし、市の出した許可処分がきちんと法に則った処分かどうかということに関して、
直接関係がないからという理由で制限されるのは不当です。
私たちはそのことも関係があると考えているから、訴えているわけです。
ただ、この「中間判決」は今の段階で控訴することは出来ません。
最終的な判決が出た後、控訴して高裁で争われる場合には、改めて審議という可能性もあります。
なお以前から話題に出ていた「原告適格」の問題ですが、
今回はそのことについては触れられていません。

ということですので、私たちが主張できることは、
騒音・粉じん・臭い・大気汚染・水質汚濁、
その他申請書の不備、技術的なことなど、沢山あります。
今後はそういうことに絞って問題を追及していくことになります。


次回の公判期日は未定です。




★6月30日第10回公判が開催されました。 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判

6月30日に本訴訟の第10回公判が長野地裁で行われました。
暑い梅雨の合い間の中でしたが、傍聴者は原告団35名と原告団弁護士2名で、
原告団を代表して3名の方が意見陳述を行いました。(以下に掲載)

陳述内容は心を打つものでした。
まず、中村たけ子さんが騒音被害で苦しんでいる状況を訴え、
松沢繁雄さんや和田さんがB社や市の問題点などを訴えました。
傍聴していた環境計量士のT先生が、
「実態や問題点をきちんと訴えていてとても素晴らしい陳述だった」
とコメントをくださいました。
裁判官にも住民の切実な思いが届くといいのですが・・・。

 次回第11回公判は
 9月16日 午後1:15~ 長野地裁にて
 「中間判決」が出される予定です。


※中間判決では、争点の絞り込みが行われます。
 市は住民側に対し
 「粉塵騒音などの被害を訴えることについては勝手にすればよいが、
  業者の問題点や違反・違法に関しては住民には関係のないことなので、
  そのことを訴える資格は住民にはない」
 ということを主張しています。
 業者の悪質さが、粉塵騒音などの被害に繋がっているにもかかわらず、
 もし万一裁判所が市の主張を受け入れれば、
 私たちは業者の問題点について訴えることができなくなってしまいます。

 裁判所がどのような判断を下すのか・・・?
 注目の第11回公判にみなさん参加してください。


以下、原告3名の方による意見陳述。



●陳述書
 原告番号 23 2011年6月30日 中村たけ子       

 私はB社チップ化工場より
西の山際約200m位離れた家に住んでいます。
普段はりんごを栽培している主婦です。りんご畑は家の北側にあります。
私はB社から出る騒音にとても苦しんでいます。

B社から響いてくる音は、機械の稼動音が高い塀を乗り越えて、
宙を舞うような「バタバタ」「ゴーゴー」と聞こえるようなとても不快感のある音と、
時々突然、「ドッスン」「ドッスン」と、機械で材木を地面にたたきつけているような大きな音で、
神経がとても疲れます。

B社は、休みの日は日曜日だけで、
土曜日、祭日も平日と同じように稼動しています。
特に土曜日、祭日などは音がうるさく、今年のゴールデンウイークの約1週間は中1日、
日曜日が休みだけで1日中ずっとすごい騒音でした。
あまりのうるささに、主人は警察に通報しようとしたほどです。

なぜ、土曜日や祭日に騒音がひどいのでしょうか?
行政の担当者が休日で来ない事を分かっているからに他なりません。
どうして私たち住民はゆっくり休めないのかとくやしい思いをしています。
私たちがほっとできるのは日曜日だけです。

朝起きて稼動音が聞こえてくると、また始まったのかと、毎日神経をとがらせています。
毎日気持ちが落ち着かず、体も休まりませんので、畑の仕事も思うように出来ません。
家の中に居ても音が聞こえてくるので本当に辛いです。

最近では昼間の間、家にも畑にも居たくない思いです。
どうしてこんなに騒音で悩まされなければいけないのかと辛いです。
このような騒音でこれから先も毎日苦しめられるのかと思うといたたまれず、
なんとか昔のような静かな環境で暮らしたいと願うばかりです。

住民の苦しみをまったく理解しようとせず業者のかたをもっている
安曇野市にも強い憤りを感じています。

私たちが静かで安心して暮らせる生活を取り戻して頂きたく切にお願い致します。



●陳述書
 原告番号 1 2011年6月30日 松澤繁雄

私の家は、平成17年頃より、建築廃材のチップ化による粉塵によって、
日常の生活に大変不自由しております。
それまでは、およそ公害などということにはまったく縁のない自然豊かな農村地帯で、
まさかこんな所で洗濯物を太陽の下で干すことが出来なくなるとは、思ってもいませんでした。

また、夏にはエアコンなどなくても窓を開ければ気持ちよく過ごす事が出来るところなのに、
今は窓を開けて生活することは出来ません。
風呂場の換気のために少し窓を開けると、すぐ家の中にちりが入ってきて、
床が黒く汚れます。また、外に停めた車のフロントガラスにも、毎日ちりが積もります。
これまで何人かの市の職員に家に来てもらい、どんな状況か見ていただきましたが、
見たときには「そうですよね」と同情してくださるのに、その後はうやむやになってしまいます。

また、騒音に関しては、市の規制基準の65db以上出ている日が
毎日のように続いているように感じられます。
毎日、65dbの騒音が鳴り響く中での生活がどのようなものか、
経験されたことのない方は想像もつかないかもしれませんが、
近所には精神的に落ち着かなくなってしまった方もおられます。

さらに、私たちの調査によって施設から高濃度の亜硝酸?
を含む汚水が流出していることも発覚しています。

私たちは、今まで県や市に何回にも渡って、被害を訴えてきました。
このような状況の中で、業者はさらに一般廃棄物処理業の許可も取りたいと言いだしました。

これまでも私たちは大変な迷惑を被ってきているのに、
業者がさらに業務を拡大すれば、被害がさらに増加することが見込まれます。
私たちは、許可をしないように安曇野市と何度も話し合いをもちました。

業者が産業廃棄物の許可しか無いにも係わらず、
安曇野市の副市長が社長を務める会社から一般廃棄物を
1年にも渡って無許可で営業及び再委託したことや、
マニフェストの虚偽記載を県の行政指導を受けた後にも再度行って、
市と排出者に嘘の報告をした事など、
この業者が信用のできない業者であるということも訴え続けてきました。

安曇野市議会本会議において、この業者の申請を不許可にするよう求める
住民陳情が全員一致で採択されましたが、
市は、議会の決定に反し、この業者は問題のない業者であるとして、
一般廃棄物処理業の許可をしました。

業者は、一般廃棄物処理業が許可された後にも、安曇野市に対して虚偽の処理量を報告し、
業者の報告がでたらめであることが露見しました。
現在全くその処理量は解らない状況です。

このような業者のどこが問題のない業者なのでしょうか。
許可を受けて、始めから嘘をつくなど話の他だと思います。

産業廃棄物処理業申請時には、粉塵も汚水も出ず、
臭気も騒音も問題ないとして申請し許可を得ましたが、
実際に操業を始めるとそれらの申請内容はすべて事実とは異なっており、
県による指導を繰り返し受けながら現在に至っています。

行政指導を受ける都度改善を加えればよしという姿勢や、
廃棄物処理法に抵触するような行為を繰り返していることは、
決して許されるものではありません。業者の資質の悪さによって、
今後も周囲に多大な迷惑をかけ続けることになるのです。

市との住民説明会で、
「県が許可しているので市としても許可せざるを得ない」
と職員は言い放ちました。なぜこのような事が罷り通るのでしょうか。

さらに、市が業者に許可を与えた後、
私たちが施設の騒音についての実態を把握するために、
騒音調査を行うとともに、市の騒音調査に関する公文書を情報公開請求して取り寄せた際、
市が、私たちに対して、あろうことか原本を改変した公文書を開示していたことが発覚しました。

市による今回の環境調査報告の改変は、B社からの騒音が、
規制基準を超えているという事実を、曖昧にするために付け加えられたとしか思えない内容でした。
このことは、業者に認可を与えた市の責任逃れであるばかりか、
業者の問題をはっきり認めず、うやむやにしようとしている行為であり、
あってはならない大問題として、新聞・テレビをはじめとするマスコミにも大きく取り上げられました。

以上のことから、私たち住民が、どんなに被害の実情を切実に訴えても、
行政は住民の立場にはまったく立てないということが、明らかとなっています。
私たちの生活を守るためには、司法の場に頼るしか、方法が見つかりませんでした。
なにとぞ、普通の生活がしたいという私たちの願いをご理解いただき、
判断して戴きますよう、切にお願い致します。



●陳述書
 原告番号205 平成23年6月30日 和田悦昭

私は原告番号205の和田悦昭です。
今回意見陳述の機会を与えられましたので陳述させていただきます。
言いたい事は沢山ありますが限られた時間ですので
今回の事件における安曇野市とB社の問題点に絞って述べさせていただきます。

まず安曇野市の問題点についてです。
安曇野市は平成21年5月にB社に対し一般廃棄物処理業の許可を与えました。
既に産業廃棄物処理業の許可を得て操業していたB社により
周辺住民はそれまでにも騒音、粉塵、悪臭等で大変な苦しみを被っており
一般廃棄物処理業の許可を出さない様に安曇野市に求めましたが、
結局許可されてしまいました。

申請当時B社は申請書面に於いて
「安曇野市では木くずの一般廃棄物の処理責任があるにもかかわらず
クリーンセンターを始めどこも処理の受け入れをしない、
市町村の固有義務である一般廃棄物処理を適切に行っていない、
不法投棄や野焼きを防止するために許可申請をした」
と述べていますが、
B社の社長は当時新聞記者に対しては
「木くずは一般廃棄物と産業廃棄物との区別がむつかしい、
 一般廃棄物を処理しても法的に問題が無いように申請した、
 積極的な一般廃棄物の受け入れはしない」
と答えています。

平成18年から19年にかけて行ったトマトのつるの処理が
大問題となったことも関係があると思われます。
記者に語った方が本音とすれば、全く申請理由に妥当性はみられません。

安曇野市はB社の一般廃棄物処理量は平成21年度年間で
全処理量のわずか0.12%の4立法メートルであったと主張しています。
この通りであるならば一般廃棄物処理の許可を下す必要性はどこにもありません。
もっともこの数値は、別の原告の調査によればもっと多い事が判明しています。
安曇野市は正確な処理量を把握できていないのです。

次は騒音に関する事です。
平成22年6月に公文書公開を請求したB社の騒音調査データには
本文には無い注釈文が貼り付けコピーされていました。
市の職員が採取した生データに対し、そのまま受け取らない様にとの思惑としか考えられません。

基準値である65dBを超えている場合もありました。
この騒音は単なる機械運転音ではありません、
投入する木材の太さ、材質、形状、投入量により大きく変化するのです。

騒音測定時には破砕音の小さな物を選んで投入することも自由に出来るのです。
これ以上大きな音は出ないという条件で測定しない限り
騒音の最大値を把握することは困難なのです。

騒音に苦しむ周辺住民に対しいったい安曇野市は
今までどのような対策を施してきたのでしょうか。
行政の役目を放棄しているとしか言えません。

そもそもB社が産業廃棄物処理業の申請を行った平成14年当時、
騒音は旧三郷村の条例の60dB以下を条件で許可された筈です。
つまりどんな事があっても60dBを超える騒音が出る施設では無い筈であります。
許可申請時破砕機の周りに防音壁が設置されていました。
それが許可の条件だったのです。

しかし防音壁はいつしか撤去され、安曇野市の条例の65dB以下が
適用されるようになった現在では65dB近辺の騒音が出ています。
全く理不尽な話であります。
認可さえ取ってしまえば後はどうでも良いという姿勢がありありとうかがえます。

B社の東側は鳴沢川河川敷管理道路となっています。
そこには安曇野市の名前で一般車通行禁止の立て札が立てられています。
しかしB社に廃材などを持ち込むトラックは
堂々とこの河川敷管理道路を通行しています。
どんなに住民が指摘しても市から明確な答えは得られませんでした。
市はいったい何のために看板を立てているのでしょうか。
さらに市は、その管理道路に至る大型車通行禁止の市道146号線を無許可で
大型特殊車両が通行している事実を知りながら業者に指導すらできないありさまなのです。

平成23年3月に起きた東日本大震災で膨大ながれきが発生し
その処分が大きな問題となっていますが、
福島原発事故による放射能に汚染された廃材の持ち込みは起きないのでしょうか。
安曇野市は明確な判断を下していません。大変に心配されるところです。

以上述べましたように安曇野市の対応は極めて不適切であり、
またB社には産業廃棄物処理業を行うには能力が
不足しているとしか言いようがありません。

このB社の施設には他にも多くの問題点があります。
施設には屋根がありません、露天で破砕作業を行っているため
雨が降ればその雨水は地下浸透するか工場外に流出するしかありません。

工場内に積まれた処理前の廃材や処理後のチップは雨にぬれ、
木くずに付着した汚れや木材の成分などが地下浸透や工場外に流出することになります。
確かに破砕作業そのものからは排水は発生しませんが、
材料と製品の保管においては排水が発生するのです。
建築廃材に含まれる防腐剤、殺虫剤、接着剤など様々な物質の流出のおそれがあります。

材料の保管日数は21日と申請していますが長野県の指示書に対してB社は
「保管量は処理能力の14日分つまり213.6×14=2990トンまで良い」
などと勝手な保管基準を主張しています。
(これは甲63号証で明らかです)

従って実体は何日保管されているのか不明なのです。
腐敗する場合も当然あるでしょう、そこに雨が降れば汚染水が流出するのは必定です。
現に大雨が降った際、工場の外の水たまりの水からは4回にわたり
簡易検査ではありますが高濃度の亜硝酸性窒素が検出されています。

汚染した水はどこへ行くのでしょう、
地下に浸透すれば地下水汚染につながり安曇野市の飲み水が脅かされます。
また地表を流れればすぐ脇の鳴沢川に注ぎ更に農号用水堀廻し堰を経て
大規模農業用水拾ケ堰にと注ぎ安曇野の穀倉地帯の農業にも影響が出るのです。

腐敗がおこれば当然悪臭も発生します。
また露天で破砕作業する限り粉塵が工場外に飛散する事を防止する事は困難です。

もう一点施設の不備を指摘します。
申請書面では県道に面した施設西側が出入り口となっていますが
車一台がやっと通れる幅で構内敷地では方向転換は困難であり、
県道側から入った車は通行禁止の河川敷側へ出るしかありません。
このような施設は欠陥施設というほかはありません。

このようなお粗末な施設で毎日大量の破砕作業が行われ
公害が撒き散らされているのです。
周辺の住民はたまったものではありません。
静かな田園環境だったこの地がこの様なありさまになってしまっている事は悲しい限りです。

最後にもし中間判決により私達の主張が制限されてしまうことになるとすれば
非常に残念なことです。
B社は、経理的基礎がない、実質はA社㈱の支配下にある、
市の指導に従わない、地方事務所からも再三にわたり指導を受けている。
など詳しくは述べられませんが
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の7条
「その業務に関し不正または不誠実な行為をするおそれがある業者」
に該当すると思われます。

どうかこの様な業者にこれ以上処理業を続けさせる事を許さず、
安曇野市に対しても市民の環境を保護する姿勢を強化させるような判決を
切にお願いするものです。







★5月14日第3回公判における原告側意見陳述★ 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判

5月14日に本訴訟の第三回公判が長野地裁で行われました。
今回から裁判長が代わり、改めて原告団から意見陳述を行いました。
我々の代表として意見陳述してくださった中野さん、津村さん、ありがとうございました。

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●意見陳述 中野好子  平成22年5月14日

私は10年前に、大阪から安曇野市穂高に引っ越してきました。
自宅の裏の畑からは、常念岳、燕岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳と、北アルプス連山が眺められます。
家の横には、ワサビ田から集まった用水が流れ、澄んだ水には水草が揺れていました。
その流れは、養魚場へと注ぎ、ニジマスを育てています。

今から30年ほど前、私の子供たちが小学生の頃、友人が穂高にペンションを開業しました。
夏休みには家族そろって泊まりに来ていました。
レンタル自転車を引いて穂高川わさび園遊歩道を歩いたり、道端の花を摘んだり、
暑い中にも、風は清涼で、なんとも心地よい日々だったことが忘れられず、
夫の定年を待って転居してきたのです。
今では家族全員が信州人となりました。

転居してまもなく「水巡り」のイベントに参加しました。
見学中、建設省関係の仕事をしているという男性が、私に話かけてくださいました。
「自分は仕事で世界の都市を巡ったが、ここが世界一だと思う」と言われたので驚きました。

さらに詳しく話してくださいました。
「ここは高い山々が連なっているが、ほどよい距離があり、安心して仰ぎ見ることができる。
斜面にはりんご畑や野菜畑、平地に下るにつれ、水田が広がり、デルタの先には
地下水が湧き出ていて、ワサビが栽培され、その水を集めて魚の養殖が行われている。

自然の景観が観光資源になるだけでなく、この自然がこの地に生きる人々の
生業(なりわい)につながり、さらにそれらの生業が、都会の人々を惹き付け、
観光資源にもなっているというところがすばらしい」と、こんな内容のお話でした。
私がこの話を印象深く覚えているのは、その後の10年の実体験が、
その話の通りであったからです。

我が家を訪れる友人や親戚は、田植えの後の水田と雪をたたえた常念岳、
ワサビ田と湧水の流れ、りんごの花や実りの時季など、四季折々を写真に収めたり、
スケッチにしていきます。水が美味しい、野菜が美味しい、りんごが美味しいと
何度も訪れてくれます。全て私のせいではありませんが誇らかな気持ちになります。

この自然のめぐみを生かした暮らしぶりは、先人たちが知恵と努力を積み重ね、
私たちに遺してくれたものだと思います。
その自然の恵みのもとは「安曇平の豊かな水」です。
それは、地上の水ではありません。地下にある水郷です。

「安曇平は、周りを山地に囲まれた大きなおわんと考えるとよい」
と、ある講演会で聞きました。
おわんの縁から、水を含む地層が幾重にも走り、おわんの底に水が貯まっていくそうで、
今は汲めども尽きぬ水量があるそうです。
ここに暮らすものにはこの水を決して汚すことなく、減らすことなしく、
大切な宝として後世に伝える義務があるのではないでしょうか。

このおわんの縁の一角に産業廃棄物処理場が出来るとなると、
安曇野に住む誰もが首を横に振ると思います。
この地を訪れる人はもっと敏感に、処理場の存在だけで眉をひそめ、
黙って帰り、再びは訪れないかもしれません。

穂高の水道水は100%地下水で、その水は殆ど蒸留水に近いそうです。
ワサビ田の水は伏流水で地表に近い水脈です。
どの水もいったん汚染されると原因を突き止めることも、取り除くことも困難です。
失敗は許されません。100%安全などと保障できないのが廃棄物処理の今の日本の現状です。
現に、業者のA産業が社長を交代して後の操業では、近くに住む人に迷惑をかけたり、
川を汚したり、法を犯したりと、不誠実な実際を見聞しました。

そのような業者には、重要な廃棄物処理をまかせられません。
もし、どうしても必要ならば、おわんの縁ではなく、街の真ん中に建設し、
住民がいつでも調査し、100%安全を確かめられる施設、設備のもとで操業してもらいたいと願います。

安曇野市長、そして行政の方々は、安曇野のかけがえのない自然の恵みと住民の願いに目を向け、
日本において廃棄物行政の見本となるような施策で臨んで欲しいと願います。
そのことを切に願い、私は原告となりました。


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●意見陳述 原告番号86番 津村孝夫  平成22年5月14日

私はIターンの就農者で現在38歳です。10代の頃より百姓暮らしを夢見、
20代は養鶏の仕事をしながら酪農、稲作、林業など様々な農作業体験をし、
29歳で青年海外協力隊に参加し、アフリカのザンビアで2年間、
養鶏の技術指導員として活動しました。

ザンビアでは、現地の人たちとの交流を通して、大地と共に生きる原点を感じる体験をしました。
帰国後私は、三郷に就農していた友人の農場を訪ねました。
それが縁で、私は今後の人生を賭けていく場として安曇野の地を選ぶことにしたのです。

2003年(平成15年)、安全で安心できる農産物を作ろうと志を立て、無農薬・無化学肥料で
水稲、小麦、大豆、エゴマ、加工用トマトなどを栽培し、加工・販売を始めました。
2005年(平成17年)より地元の消防団に所属し、地域を守るボランティア活動もしています。
2007年には結婚し、妻と二人で暮らしています。

畑は堀金三田と三郷小倉に1町歩、水田は堀金烏川と三郷小倉に9反歩借りて耕作しています。
豊かな安曇野での農作業体験をもっと多くの人に体験して欲しいという想いが強く、
農業研修生を受け入れたり、大学のフィールドワークにも協力しています。
私の農場で研修した二人の青年はいま青年海外協力隊に参加しています。

安曇野に来て一年過ぎた頃(2004年)、畑のすぐ近くに、
B社の廃棄物中間処理施設が出現しました。
ところが建物が出現して今に至るまで、その業者から地元に納得がいく説明がありません。
環境ホルモンをはじめとする様々な化学物質が出る危険性のある、
廃プラスチックの破砕・圧縮や汚泥の堆肥化など、
問題が山積みの処理事業が本格的に稼動したら、安全な農産物どころか、
生命の危険さえ考えられます。豊かできれいな水や澄んだ空気、
溢れる太陽の光や大地の恵みを受けて、この地で一生やっていこうと、
希望に満ちた一農業者にとって、大げさではなく夢が打ち砕かれた感じです。

さて、そのB社の所有する敷地内で操業している、A産業の今回の問題は、
業者が現実に周囲に被害を与えている点がしっかり検討され認識されていないように思います。
私は原告団の事務局として地元の被害の実態をアンケートなどによって
まとめさせてもらっていますが、住居の内外、畑で、道を歩いていて、
木の腐敗したような臭いや嫌な臭いで不快な思いをしたり、
粉塵で洗濯物が外に干せない家があったり、バリバリ、ドンドンといった大きな騒音で
悩まされたりしている方が、私の想像以上に大勢いることを知りました。

中でも同じ事務局をやっている高橋さんは、施設の東側300mに家がありますが、
東風が吹くと粉塵で窓が開けられず、騒音は施設の周りに高い塀が出来た後は余計に、
メガホンのように遠くに到達しうるさくなったということです。

都会から空気のきれいな小倉の地に引っ越してきたにも関わらず、
このような状況になってとても残念だという気持ちに、私も本当に胸の詰まる思いで、
ますますこの運動の必要性・重要性を感じています。

しかも業者は説明会を要請しても応じないなど、これまでの地元に対する誠意のない対応から、
全く信用できない業者であるとの認識に立たざるを得ません。
これだけ多くの住民に被害を出し、不安にさせて、
その資質が問われる業者であるにもかかわらず、行政はその実態を知らない、
知ろうとしない、それがこの問題の本質です。

一方この6年の運動の中で、私がよかったなあと思えることは、この問題を通して、
地元の住民がつながり、その輪の中に私も入り、絆の強さを実感できたことです。
行政や業者の側の見方の中に、一部の住民がやっていることだという見方があるようですが、
全く事実を見ていないというほかありません。
何事につけ皆で話し合って決めて行動しようとしている姿勢は、住民自治の基本であり、
区の対策委員会の在り方は正にそれを実践している例として、他に誇れるものだと感じています。

私は、終生を送る場として選んだこの安曇野で、これからも独立自立した百姓として、
田畑を守り、家族を守って暮らしてゆきたいです。
この問題によって生きる権利を侵されることなく、持続可能な社会にしていくための一歩として、
農業を根底に据えた暮らしづくりをやっていく中で、自分自身の、
他を侵さない生き方を実践してゆきたいです。
それは個人・家族・地域社会へと拡がり、繋がる生き方だと考えています。
一日も早く、本来の農作業に安心して専念できるよう、公正な判断を示していただくようお願いいたします。


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