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★1月22日第1回公判の報告、その1 原告側意見陳述★ 

カテゴリ:一般廃棄物許可の安曇野市との裁判

1月22日に本訴訟の第一回公判が長野地裁で行われました。
原告団240名のうち55名、また地元からの一般傍聴10名の合計65人の方々が
平日昼間にも関わらず集まり、会場となった第1号法廷はほぼ満席状態、
席数の割り当ての関係で入廷できない方も居るほどでした。

1001220065.jpg
「法を守らぬ業者への許可取消しを!」
と書かれた横断幕を持って地裁入りする原告団


公判では原告団団長以下3人の方が口頭で意見陳述を行いました。
一方被告である安曇野市は弁護士1名だけの参加でした。



●意見陳述 原告番号1番  松澤繁雄  平成22年1月22日

 私はM社の施設から50メートルほどの所に、昭和48年から住んでいる松澤繁雄です。
空気や水がきれいで日当たりの良い所です。夏は窓を開ければエアコンなどいりません。夜など寒いくらいです。
 私の子供のころ住んでいた所は、東は竹林、南は山に囲まれた日の当たらない所でした。
母親は、洗濯物を隣の塀を借りて干す生活を長年行って来ました。
我が家の希望は「日当たりの良い所に住みたい」という事でした。
そして、今の所に待望の住宅を建てて希望が叶い、自宅の庭で洗濯物が干せるようになり大喜びでした。

 しかし、近くでM社の建築解体物の破砕施設が出来ると、これまでの生活は一変しました。
毎日隣で、住宅3軒分ほどの解体物処理が行われるようになり、粉塵が降り窓も開けられず、
洗濯物も干せず、騒音・振動・木の腐敗したような悪臭により、
自然の恩恵を受ける事が出来なくなってしまいました。
近隣住民も、同様の事があると言っております。

 私は県と市に何とかして欲しいと何回も訴えましたが、未だに粉塵は無くなりません。
県に対して、粉塵を出す施設は一日も早く無くしてくれるよう働きかけを行いました。
しかし、住民生活を守ってくれるはずの一番身近な行政である安曇野市が、
さらに追い討ちをかけるように一般廃棄物の破砕までも追加許可してしまいました。
信じられませんでした。

 安曇野市は、私たちの生活を一番に守るべき行政に一日も早く立ち戻り、
住民と行政は協力して自然豊かな安曇野を10年、50年、100年と守って行き、
後世に残して行かなければなりません。   
 私はたいした事は望みません。元の生活が出来るよう望むだけです。
自宅の庭で洗濯物が干せ、布団が干せ、暑い夏には窓をいっぱいに開け放てる
普通の生活を送りたいだけなのです。よろしくお願い致します。



●意見陳述 原告番号204番  青柳幸秀  平成22年1月22日

 私はM社の下流域にあたる豊かな田園の広がる安曇野市堀金下堀に住んでおり、
地域農業の担い手として麦作、水稲、セロリーを約12町歩耕作し、
安曇野の水の恵みによりて生計をたてています。

 私は昨年、M社の操業の現場を見る機会があり大変に驚いてしまいました。
集めた材から出る埃を防ぐ為に多くの水を散水しており、黄黒く濁った水が工場の
コンクリート上に貯っていたのです。
 集めた材の中には色々な薬品処理をされた物など有害と思われる物質を出すものも
多くあると聞いており、これらの混じった汚染水の処理が心配となり、
同行した市役所の課長にただしてみました。課長は工場長らしき人に訊ね、
私に汚染水は敷地外には出さず処理をしていると教えてくれました。
 しかしあそこでの処理と言うのは地下に浸透させて処理しているとしか考えられず、
あの汚染水が、毎日地下に流れ込んでいるものと思われます。 

 あの一帯は扇状地安曇野の一番上流域に位置し、石の多く混じった土地は水の浸透を容易にし、
安曇野の一番北東域に当る旧穂高町のわさび畑の一帯に日本でも名高い名水「安曇野の水」として
湧き出ているのです。
 雨の多く降ったときなどは、あの工場からの汚染水は地下浸透ばかりではなく、
工場のすぐ脇を流れる鳴沢川に流れ込んでおり、この鳴沢川はすぐ近くを流れ
水田を潤す農業用水「堀廻堰」に注ぎ、この堰は山沿を流れ、
穀倉地帯安曇野の水田に欠かせない農業用水「拾ヶ堰」に流れ込むのです。

 つまり、M社や、今県と裁判で争っているA社の産業廃棄物中間処理施設の
在る所は安曇野の地下水汚染、農業用水の汚染、土壌汚染に繋がる一番危険な場所なのです。
 今安曇野はリンゴは日本一と言われ、野菜はあらゆる物が作られ、都会の台所を満しており、
また米は「あづみ野米」として全国に売られ美味しいと評判であり、
ここに住む農家は昔から美しい安曇野の水の恵みによって生計をたててきたのです。

 すでにM社の工場からは汚濁した水が排出されており、さらに安曇野の水が汚染され、
それがマスコミで報道されたならば、私達の作っている米や野菜、リンゴ等一切売れなくなり、
私たち農家は生計の道が絶たれ、安曇野の農業は死滅してしまいます。
以前埼玉県でしたか、野菜が汚染されているとマスコミで報じられ、
農家は大きな打撃を受けたと聞いております。
 そればかりか、安曇野市の大部分の上水道は地下水に頼っており、
地下水汚染は農業者ばかりでなく、安曇野市全市民の健康にも関わる重大な問題なのです。

 私はこれ迄安心して飲んでいたおいしい水の汚染を思うとき、
また何も知らない幼い孫達を思うにつけても私は我慢がなりません。
 地下水汚染、土壌汚染は一過性のものでなく、未来永劫に元に戻す事は出来ません。
この事を思うとき、私は子々孫々の名を借りてでも今回の安曇野市の決定は取り消していただきたい。
切にお願い致します。



●意見陳述 原告番号100番  中村享嗣  平成22年1月22日

1、私の思い
 私は専業農家で、りんごの栽培をしているものです。
 この地は、りんごをはじめとする果樹栽培の最適地であり、
このような優良な農地で農業に従事できることに、喜びと誇りを持って取り組んできました。
 ところが、5年前に、私のりんご園から400メートルほど離れた場所にある、
もともとM社の敷地であった場所に、波田町に本社のあるA社の施設ができました。
 A社が県の事業計画書に添付した資料によると、
処理能力が日量三百数十トンにもなる大規模なものです。
数々の環境汚染につながる処理が行われ、この施設が稼働されれば、
先祖代々守ってきた大切な農地が汚染されると思うと、いてもたってもいられない気持ちです。

 現在は、A社の所有地となっている同じ敷地内で、
木くずの処理をしているM社には、数多くの問題点があり、
地元住民は市に対して一般廃棄物処理業の許可を与えないよう何度も求めてきましたが、
市は許可を出しました。住民の安心・安全な生活を脅かす業者に許可を与える行政のやり方に、
ストップをかけ、公正な行政になってもらうことを願って、私たちは訴えを起こすことにしたのです。

 なお、前述のA社とM社との関係については、
この問題を正確に理解していただく上で、見過ごすことのできないものであり、
今回の事件においてもぜひ知っていただく必要があると考え、あえて陳述に加えるものです。
ここのところをご配慮いただきたいと思います。
 では、M社の主な問題点を挙げます。

2、トマトの蔓の違法処理
M社の大きな違法行為として、平成18年に一般廃棄物処理業の許可がないのに
一般廃棄物であるトマトの蔓を処理し、これがうまく処理できなかったため
他の廃棄物処理業者に再委託をしました。
そしてこれを新潟の明星セメントへ持って行ったように見せかけるため、
平成18年3月から平成19年4月にかけて合計560?、79回にわたって、
マニフェストに事実と異なる記載を行っています。

3、河川敷不正使用
また、M社の河川敷からの搬入搬出に関して、
安曇野市は鳴沢川河川敷への一般車両の通行を禁止しており、20年12月17日付け文書で、
市はM社の大型車両が河川敷を違法に通行したことを認め、警告しています。
にもかかわらず、M社はこれを無視して現在も河川敷を使用して廃棄物の搬入搬出を行っています。

また、M社の施設に頻繁に出入りしているA社の大型特殊車両が、
河川敷堤防で積み替えや保管の違法行為も行っています。
市は、このような実態を知っていて許可したのです。
その結果、21年10月24日には廃棄物積載車両が鳴沢川に転落するという事故が発生しました。

4、住民説明
 私たちは今回のM社の許可申請に対し、安曇野市にM社に
地元説明会を行わせるように何回も要求し、文書でも21年4月30日付けで要求しました。
 O社長は信濃毎日新聞に対し「住民への説明はすすんで行う」
と答えているにもかかわらず、平成20年の11月に申請をした後、
地元説明会は1回も行われませんでした。
そのため、今回の申請の目的も地元住民に対してまったく明らかにされておりません。
それなのに、市はM社の一般廃棄物処理業を許可したのです。
このことは、住民説明を行わなくても操業ができる前例となり、
今後の行政に大きな禍根を残すことになると思います。  

 なお、このように、事前に住民説明を行わないまま申請を行うというやり方は、
A社が、M社と同じ敷地内に建設した大規模な廃棄物処理施設の場合と共通しています。
A社は、事前に地元住民への説明を行わないまま、
M社の名前の入ったチラシを配布し、
あたかもM社の工事であるかのようにして、廃棄物処理施設の建設を進めました。

私たち住民は、17年8月5日に県や市の担当官を交えて行われたA社との話し合いの場で、
まずいったん計画を白紙に戻し、改めて住民説明を行うようA社に求めました。
A社側がこれを認めたので説明会が行われました。
しかし納得できる説明ではなかったので、この施設の詳しい内容についての資料を請求し、
A社はこれを了解しました。
それなのに、これらの約束を無視して、行政の不作為で県を訴えたのです。
私たちは、施設内容を正確に知ったうえで、その施設を認めるかどうか判断するつもりだったのですが、
それができませんでした。

5、M社の実質的な支配者
私たちは、M社が、産業廃棄物だけでなく一般廃棄物の許可も得たことにより、
先ほど述べたA社の大規模な廃棄物処理施設の稼働が、
M社によって開始されるのではないかということも危惧しています。
それは、M社の実質的な支配者が、A社のS社長であると見られるからです。

その主な理由として、現在M社の施設が立っている土地が、
A社の所有地であることと、M社の現社長O氏が、
A社の元社員であるということがあります。
また、県がM社の騒音調査に来た時や、安曇野市議会環境経済委員会が
M社を視察した際に、委員長に説明を行ったのは、A社のS社長でした。
さらに、安曇野市が今回の申請に対し呼んだのは、O社長とS社長の二人でした。
このことは、安曇野市もM社の実質的な権限をA社のS社長が
握っていることを認識しているということです。

6、区を挙げての取り組み
私たち北小倉区では、この廃棄物施設問題に対して、区を上げて取り組んできました。
平成16年、旧M社の敷地であった場所にA社施設が建設されることに関して、
ほとんどの住民が知らないところで同意書がとられていることが判明し、
17年2月の区民大会で、有権者608名中486名の圧倒的多数で同意書撤回が決議されました。

 各組合から約30名、組合長12名、区長2名で構成される北小倉区ゴミ処理問題対策委員会が、
この問題の区の意思決定機関として位置づけられることが決議されました。
また、M社の近隣に住む住民が騒音・粉じん・悪臭の被害に苦しむようになったため、
18年8月20日に区民大会を開いて、M社の操業反対とA社の中間処理施設の操業反対決議を、
有権者618名中賛成516名反対者0保留1名の圧倒的多数で議決しました。

 このように北小倉区民の総意として、反対しているのです。
A社のS社長は、よく「反対派の住民」などと、
あたかも区内の一部の住民だけが反対をしているかのような言い方をしますが、
北小倉区の取り組みについては、17年8月5日にもS社長に説明しており、知っているはずです。
それなのに、このような地元の住民感情を踏みにじるような態度に対し、私たちは大きな不信感を抱いています。

7、私たちの思い
 私たちはこの地で、これからもずっと農業を営んで、暮らしてゆきたい。
先祖から受け継がれた安曇野の豊かな自然環境を守って、今のままで後世に伝えてゆきたいと思っております。
そのためにもどうかこのような問題ある業者に許可を与えた行政を正していただきたいと切に願います。 
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