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★9月16日長野県との打ち合わせについて、県の対応は如何に?★ 

カテゴリ:安曇野市・長野県行政の対応


9月16日の長野県との話し合いについての報告 

私たちは、今年6月30日に県の廃棄物対策課へ、
北小倉区長・北小倉区ゴミ処理問題対策委員会・堀金地区廃棄物問題対策委員会の名で、
要請書を提出しました。

その要請書の内容は、以下の二点です。

①県は、A社の産業廃棄物中間処理施設申請を許可するにあたり、
 許可後に地元住民に対し説明させるよう指導すると言っていた。
 しかし、A社は、地元住民の代表からなる対策委員会の施設見学と
 地元説明を拒否している。
 このことに対し、A社へ指導することを求める。

②M社建設産業(以下M社)は、施設の周りのコンクリート擁壁上にあった鉄板の塀を取外し、
 4メートルのコンクリート塀を継ぎ足した。
 この塀は、西側は厚さ85mm、南側は厚さ140mmほどしかなく、
 鉄筋は構造基準に適合した配筋がなされておらず、強度に問題があり、
 倒れれば近隣住民に危害が及ぶことが予想される。
 県は、このような危険な施設をそのまま放置することなく、
 M社に対して適切な処置をとるよう至急指導し、危険を除去することを求める。


その後、上記の要請書の回答を求める要請書を、8月1日に県の廃棄物対策課に提出し、
8月5日付で回答がありました。

県からの回答の内容は、

①のA社の施設見学と地元説明については、北小倉区民を対象とした
 施設見学会及び説明会をするよう指導する。

②の壁については、A社に変更届などの書類を求め確認する。

というものでした。

対策委員会の代表9名は、9月16日午前に県庁へ赴き、
廃棄物対策課・監視課・建設課の担当者に対し、
この回答に関する確認事項や、追加質問としてA社の河川敷での積替え保管や
M社の廃棄物処理量について問いただしました。

この時の県とのやり取りについて、以下報告いたします。(1~4)



1.コンクリート壁(塀)の安全性について

  M社は西・南・東をコンクリートの壁で囲まれています。
  もともと高さ6mのコンクリート擁壁上にあった鉄板の塀を取外し、
  そこに約4mもの高さのコンクリート壁を嵩上げしましたが、
  その嵩上げ部分は、西側では厚さ85mmほどしかなく、
  鉄筋の配筋は構造基準に適合した配筋がなされておらず、
  構造安全上に問題があり、地震などで倒壊するおそれが高く、
  倒壊すれば近隣住民に危害が及びます。

  110617.jpg
  問題の擁壁(現在は建設も終わり、近隣住民に倒壊の不安を与えている。)

  県は以前、この壁について
  「南側の壁は建築基準法の適用となる擁壁(※崖や盛り土の側面が崩れ落ちる
   のを防ぐために築く壁を“擁壁”といい、高さが2メートルを超える擁壁は
   建築基準法の適用となる。適用になれば構造計算書など擁壁の構造耐力等に
   関する書類を提出させ安全性を確認する)だが、西・東の壁は単なる囲いで
   あり、建築基準法の適用ができない。
   廃棄物処理法では『廃棄物処理業に係る事項を変更したときはその旨を
   届け出なければいけない』ことになっており、嵩上げしたコンクリート壁
   については変更届が工事完成後に提出される」
   と述べていました。

   今回は、
   (1)南側の擁壁は、隣地(有)ゼンユーのものであり、建築基準法に基づき
    構造計算書など擁壁の構造耐力等に関する書類の提出を(有)ゼンユーに求めている。
    擁壁から上のM社が建てた塀は、建築基準法の適用にはならない。

   (2)西側の塀及び東側の擁壁の上にM社が建てた塀は廃棄物処理法でいう
    許可施設ではないので、県では対応が難しい。

    と述べました。
   
   私たちは、
   「非常に危険な塀であり、生活安全上不安であるから何とかしてほしい」
   と訴えました。
   しかし県は、業者から塀の完成後に出てくる変更届を見て判断するというだけでした。
   西と南の塀は一か月ほど前に完成しています。
   業者の変更届を待っていたらいつになるかわかりません。
   「現在危険で不安であるからすぐ安全確認をやってほしい」と訴えましたが、
   なかなか返事をせず、私たちが「倒れそうな塀があっても県は監督責任がないのか」
   と厳しく詰め寄り、県担当職員が「早急に安全確認を行う」と答えたのは、
   話しが始まってから1時間もあとのことでした。
   また「塀についての図面・写真・強度計算書を出すようにM社に要請できないか」
   の問いには、県は「それは可能だ」と答えました。


2.A社の河川敷での積替え保管について

廃棄物は決められた場所以外で積替え保管を行うことは違法になります。 
A社は、河川敷でのM社の廃材チップの積替え保管を何度も行ってきました。
私たちは、廃棄物である廃材チップを河川敷で積替え保管していることは
違法であると訴え続けてきましたが、県当局は今までずっと放置してきました。

平成17年3月25日発行の環境省通知によると、廃棄物か否かの判定基準は
「引き渡し側に経済的損失を生じる場合は廃棄物」となっています。
以前A社と県との裁判の中で、A社が提出した訴え変更申立書(平成21年4月30日)に、
販売単価が運搬単価を下回っている証拠書類があったので、
それを県に突き付けて問いただしました。

すると県は、「M社が木くずチップを製品にすると有価物と言える。
それを遠方に売却するにあたって輸送費がかかっても、それが売却益よりも
下回っていれば問題ない。輸送費が売却益より上回ることがあり得るが、
その時は輸送という行為に関しては産業廃棄物の収集運搬という適用になります」
という見解を示しました。
輸送費が売却益より上回っている廃材チップを河川敷で積替え保管を行っていることは
違法ではないのかとの問いに、県は明確に答えず、後日回答することになりました。

前述の環境省通知では、「廃棄物か否か判断する際の輸送費の明確化」として
「再生利用するために有償で譲り受ける者へ引渡す場合の収集運搬においては、
引渡し側が輸送費を負担し、当該輸送費が売却代金を上回る場合等当該産業廃棄物の
引渡しに係る事業全体において引渡し側に経済的損失が生じている場合には、
産業廃棄物の収集運搬に当たり、法が適用されること。
一方、再生利用するために有償で譲り受ける者が占有者となった時点以降については、
廃棄物に該当しないこと。」となっています。

どのように解釈しても、輸送費の方が高ければ有価物であっても産業廃棄物とみなされ、
収集運搬行為である廃材チップを河川敷で積替え保管を行うことは、
違法となると解釈できると思いますが、県がこの点に関して明確に答えなかったことは
業者や前任者に配慮し、どう言い繕えばいいかと探っているように感じられました。


3.M社建設産業の廃棄物処理量について

産業廃棄物業者は、廃棄物の扱いについて、マニフェストに書いて廃棄物が
どのように処理されたかわかるようにすることを義務付けられています。

M社は、県の立入検査記録表によると、産業廃棄物である木くずの受け入れ量と
その木くずをチップにした搬出量の違いが実に20倍もあり、また平成19年7月実績は
処理量602.7トンに対し運搬量は693.8トンとなっており100トン近くの差異があります。

これは一例に過ぎません。マニフェストがでたらめであり、このようなずさんな
企業体質は廃棄物業者の体質として極めて問題であると私たちは指摘し、
県はどうして排出量と搬入量をきちんと調査しないのか、
問題点を指導したとしても相手が指導に従わなかったら、
指導ではなくただ言っただけではないか、などと県に問いただしました。

これに対して県は、「最近マニフェストの使用状況が今手元にないのでわからない。
使用状況についてはあとで確認する」と返答しました。
業者も杜撰ですが、県の監視や指導も機能しておらず全く杜撰だと改めて思い知らされました。


4、A社の施設見学と、地元説明の拒否について

地元住民の代表からなる対策委員会の施設見学と、地元説明をA社が拒否していることに対し、
私たちは県にA社への指導を求めましたが、
これについて県は「ちゃんと話をしている」と答えました。

しかし、県は許可するにあたって、施設見学と地元説明をやらせると明言していたのに、
それが実現できていないことは、住民に対する約束違反です。

最後に、
「私たちは毎回仕事を休んで県庁まで来ている。今度は県が出てきて住民に説明をしてほしい」
と訴えましたが、返事はもらえませんでした。

この日の県との話し合いは2時間半に及びました。
この話し合いを通じて強く感じたことは、県の業者に対する指導の弱さや、
前任者のやってきたことを徹底的にかばう官僚体質、
問題があってもそれにきちんと対応しようとしない無気力さ、などです。

私たちが相談している弁護士は、
「地方自治法という法律があって、地方自治体には住民の環境や健康を守るという責務がある」
と言っていましたがこのようなことは全く感じることができませんでした。

今後は知事に直接このことを訴えようと思っています。


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